さまざまな媒体で活用されているストックフォトが、副業としても注目を集めていることをご存じでしょうか。
ここでは、ストックフォトの基本的な情報や、副業として始めるメリット・デメリットを解説しつつ、これから写真を使って稼ぎたい人におすすめのストックフォトサイトを5つ紹介します。新しい趣味や収入源を探している人は、ぜひチェックして見てください。
目次
副業に最適!ストックフォトとは?
ストックフォトとは、一般的に「日常的に活用できる汎用性の高い写真や画像などの素材」または「素材を取り扱うサイト」を指す言葉として認識されています。
ちなみに、副業としてストックフォトという言葉を使う場合は「写真販売」を意味するケースが多いです。撮影した写真をストックフォトサイトで販売して収入を得るという一連の流れを指しており、プロ・アマ関係なく、個人で撮影した写真も販売することができるため、本業とは別に副業で稼ぎたい人たちからも高い注目を集めています。
ストックフォトを副業にするメリット
副業としてストックフォトを始めるメリットととして、主に以下の4つが挙げられます。
- 趣味と副業を兼ねることができる
- 高い機材は必要なくスマホ一つでも始められる
- スキマ時間を有効活用できる
- ストック型のため自動で収益を生んでくれる
具体的にどのようなメリットがあるのか、詳しく見てみましょう。
趣味と副業を兼ねることができる
SNSに写真を投稿したり、旅行やイベントなどの記録用として写真を残したりと、老若男女を問わず、日頃から写真を撮影している人も多いのではないでしょうか。
ストックフォトの最大のメリットは、そのような趣味を副業として収入源に変えられることです。好きなことや趣味を楽しみながらお金を稼ぐこともできるので、カメラ好きの人にとっては一石二鳥の仕事といえるでしょう。
高い機材は必要なくスマホ一つでも始められる
「ストックフォト」や「写真販売」と聞くと、少しハードルが高いように感じてしまうかもしれませんが、実はスマホ1つで誰でも手軽に始めることができます。
必ずしも高いカメラや照明器具などを購入しなければならないというわけではないので、副業にまとまった資金を捻出する余裕がなくても、初期費用をかけずに気軽に挑戦できるでしょう。
スキマ時間を有効活用できる
ストックフォトで最も重要なのは、写真の内容です。いつ誰が撮影したかを重視するものではないため、アマチュアでもスキマ時間を活用して有益な写真を撮れる可能性があります。
例えば、通勤・通学の合間や、旅行の最中、友人や恋人と遊んでいるとき、お散歩に行ったついでなど、スキマ時間で写真を撮影してストックフォトに登録しておけば、趣味の延長で副収入も増やせるかもしれません。
ストック型のため自動で収益を生んでくれる
ストックフォトは、基本的に自分で撮影した写真を写真販売サイトへ投稿するだけでOKです。あとは購入者が見つけて買ってくれるのを待つのみ。
1枚の写真をたくさんの人が購入してくれる可能性があるため、需要の高い写真を撮影できれば、自動で収益を生んでくれます。そのため、撮影や投稿を継続し、人気の高い写真を量産できれば、まとまった収益を得られる可能性も高まるでしょう。
※写真販売で稼ぐコツについて詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ
>初心者でも写真販売を副業にできる?稼ぐコツや注意点について解説
ストックフォトを副業にするデメリット
ストックフォト副業はメリットが多い一方で、次のようなデメリットも存在します。
- 最初はライバルに埋もれてしまう
- 単価が低いため稼げるまでに時間がかかる
- 単価が低いため稼げるまでに時間がかかる
失敗のリスクを高めることのないよう、始める前にデメリットも把握しておきましょう。
最初はライバルに埋もれてしまう
ストックフォトはプロ・アマを問わず誰でも手軽に始められるだけに、ライバルや競合も多くなります。そのため、皆がすぐに撮影できるような写真を投稿しても、購入者の目に留まることは難しく、最初のうちはライバルに埋もれてしまう可能性もあるでしょう。
ただし、撮影する中で自分にしか撮れない被写体やアングル、雰囲気などが確立していけば、徐々に認知され少しずつ収入を増やすことが期待できます。コツを掴むまでには時間を要するかもしれませんが、安定した収入を得たいのであれば、スキルアップに向けて努力することも忘れてはいけません。
単価が低いため稼げるまでに時間がかかる
ストックフォトは単価が低いため、まとまった収入を得るまでに時間がかかる可能性が高いです。仮に初心者がストックフォトサイトに投稿をして写真を販売した場合、1枚売れるごとに得られる収入の相場は数十円~数百円ほどとなります。そのため、始めてからしばらくのうちは、期待通りの収入は得られないと思っておいた方がよいでしょう。
行動範囲が狭いとマンネリ化してしまう
ストックフォトでしっかりと稼ぐには、たくさんの写真をストックフォトサイトに登録・投稿することが重要です。しかし、撮影者の行動範囲が狭いと被写体や写真内容がマンネリ化してしまい、多くの購入者をひきつけることはできません。
そのため、ストックフォトでの収入を増やすためには、積極的に旅行へ行ったり、これまで試さなかった遊びや食べ物などに挑戦したりと、これまで以上のアクティブさも求められるでしょう。
厳選!おすすめのストックフォトサイト5選
ストックフォトで稼ぐには、写真販売サイトの選択が重要です。ここでは、初心者が必ずチェックしておきたいストックフォトサイトを厳選して5つ紹介します。
- 写真AC
- PIXTA
- フォトライブラリー
- スナップマート
- Adobe Stock
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
写真AC:利用者が増え続けている写真ダウンロードサイト
「写真AC」は、無料で写真のダウンロードができるサイトです。
ダウンロードは無料ですが、投稿者は撮影した写真がダウンロードされるたびに報酬を受け取ることができます。通常の写真なら1回のダウンロードで3.25ポイント、人物写真なら11ポイントが加算される仕組み(1ポイント1円に換金可能)となっており、なかには毎月10万円以上の収入を得ている人もいるそうです。1カ月で50万円稼いだクリエイターもいるようなので、期待に胸が膨らみますね。
公式サイト:写真AC
PIXTA:日本最大級のストックフォトサイト
PIXTAは、写真素材だけでなくイラストや動画、音楽などの素材も取り扱っています。
プロ・アマを問わず誰でも写真の投稿が可能で、報酬額は販売価格とコミッション率によって決まります。販売実績を積むことでコミッション率が上がるため、根気強く続けることで報酬アップが期待できるでしょう。
販売前に、登録した写真の審査が行われますが、ハードルが高いものではありません。規定を守って、一定のクオリティが保たれていれば販売することができます。
公式サイト:PIXTA
フォトライブラリー:写真の価格を自由に設定できる
フォトライブラリーは、無料や格安で写真素材やイラストなどを購入できるストックフォトサイトです。自分の写真を販売する場合は、価格を自由に設定できます。過去1年間の販売回数が増えるにつれて、受け取れる報酬の率がアップする仕組みとなっているため、利用するストックフォトサイトを絞りたい人には、大きなメリットといえるでしょう。
公式サイト:フォトライブラリー
スナップマート:おしゃれな写真であふれるストックフォトサイト
スナップマートは、プロが撮った写真とは一味異なるナチュラルで素朴な写真が集まっています。そのため、スマホで撮影したSNS映えするような写真を販売したい人におすすめです。
最大の魅力は、スマホ1つで撮影から投稿、報酬の受け取りまで完結できること。日々使い慣れているスマホで手軽に始められるため、写真販売初心者のためのサイトといっても過言ではありません。
公式サイト:スナップマート
Adobe Stock:無料で出品できて世界中へ販売できる
PhotoshopやIllustratorを販売しているメーカー「Adobe(アドビ)」のストックフォトサイトです。Adobe IDを作成し新規登録すれば、オリジナルの写真やイラストを無料で出品して販売をスタートさせることができます。写真が売れた際に支払われるロイヤリティは、33%とそこまで高くはありません。しかし、販売対象が世界という点を考慮すれば利用のメリットは非常に大きいでしょう。
公式サイト:Adobe Stock
ストックフォトは初心者でも稼げるメリットいっぱいの副業
ストックフォトは、やる気があればいつでも誰でも簡単に始められる副業です。写真販売ができるサイトもたくさんあるため、努力とセンス次第で本業よりも稼ぐことも期待できます。何より、楽しみながら継続できる点は大きなメリットです。まずは、実際にストックフォトサイトへ登録し、撮影した自慢の写真を投稿してみてはいかがでしょうか。