カメラを趣味としている人の中には、もしかしたら副業として収入を増やすことができるかもしれないと考えている人も多いのではないでしょうか。うまくいけば将来へ向けて資産を増やしたり、さらに人生を楽しいものにしたりできるかもしれません。
そこで本記事では、副業カメラマンとしてお金を稼ぎたい人のために、仕事の探し方や内容、収入を増やすためのポイントなどを詳しく解説していきます。
目次
副業カメラマンの主な働き方・稼ぎ方
まずは、副業カメラマンの主な働き方・稼ぎ方を4つ紹介します。
・ストックフォトサイトで写真を販売する ・写真撮影の仕事を請け負う ・アルバイトとして活動する ・写真教室やセミナーで教える |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ストックフォトサイトで写真を販売する
自分で撮影した写真を販売できるストックフォトサイト。人物・動物・建物・風景など、さまざまな写真を登録・販売できるようになっており、投稿した作品が購入またはダウンロードされるたびに報酬が受け取れる仕組みになっています。
サービスごとに審査基準や売れる写真の傾向、報酬額などは異なりますが、基本的に資格などは必要なく誰でも利用することが可能です。ハードルが低く手軽に始められるため、副業カメラマンの最初の一歩として最適な方法といえるでしょう。
ただし、売れたりダウンロードされたりしたときの単価は決して高くはありません。ライバルも多いので、ある程度の収入を得るためには、技術向上に向けた地道な努力や継続するための忍耐力が必要になってくるでしょう。
※ストックフォトについて詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ
>ストックフォトで稼ぐ!写真販売のメリットとおすすめサイト5選を紹介
写真撮影の仕事を請け負う
他の人や企業などからの依頼を受けて、写真撮影を行うという働き方もあります。例えば、モデルなどの人物撮影や、運動会などのイベント撮影、ウェディングや成人式といった祝い事の撮影などが考えられるでしょう。
プロとして依頼を受けるわけではないので、仕上がりよりも安さを求められるケースも少なくありませんが、腕が認められれば次の仕事や報酬額アップにつながるかもしれません。
アルバイトとして活動する
求人サイトなどで「カメラマン募集」と検索すると、求人情報がヒットすることがあります。単発のアルバイトやパート募集も多いため、こられの求人であれば、週末だけ活動するなど本業と並行して働きやすいでしょう。未経験歓迎の求人もあるため、腕を磨きながら少しずつ収入と実績を増やしていきたい人におすすめです。
写真教室やセミナーで教える
カメラに関する知識や撮影技術に自信があれば、自分で写真教室やセミナーを開き、生徒に教えながら収入を得るという稼ぎ方もあります。撮影技術だけでなく、教え方のスキルやコミュニケーション能力も求められますが、生徒を集められれば安定した収入が見込めるでしょう。
副業カメラマンの仕事の探し方
続いて、副業カメラマンの仕事の探し方について解説していきます。カメラマンとして場数を踏みたい方は、次の方法で仕事を探してみてください。
・クラウドソーシングサイトで仕事を探す ・知り合いや友人から紹介・依頼をしてもらう ・SNS・Webサイト・ブログから受注する ・カメラマンの派遣サービスに登録する |
1つずつ解説していきます。
クラウドソーシングサービスで仕事を探す
実務経験や実績が少ない人は、写真撮影を依頼したい人とカメラマンとを結ぶクラウドソーシングサービスを利用するのがおすすめです。
施設撮影や商品撮影、インタビュー撮影など多種多様な案件があるため、条件に合うものがあれば積極的に応募して経験を増やしていきましょう。ライバルは多いものの、相手の信頼を得られれば継続して仕事をもらえるかもしれません。実績が増えるにつれてプロフィールも充実していくため、忍耐強く続けていけば依頼数も増えてくるでしょう。
知り合いや友人から紹介・依頼をしてもらう
知り合いの結婚式の写真撮影を請け負うなど、身近な人から仕事を得るという方法もあります。家族や親戚、職場の同僚など人脈が多ければ多いほど、カメラマンとして仕事を得られるチャンスも広がるでしょう。
身近な人からの紹介や依頼を受ける場合、いきなり単価の高い依頼を得ることは難しいかもしれませんが、空いた時間でコツコツとこなしていけば、副業として十分な稼ぎを得られる可能性も高いです。
SNS・Webサイト・ブログから受注する
日頃撮影している写真を自分のSNSやWebサイト、ブログなどにアップすることで、思わぬ依頼が舞い込んでくるかもしれません。
また、SNSなどで積極的に交流することで新たな仲間やカメラマン同士のつながりもでき、そこから仕事へとつながることも期待できます。作品の魅力をアピールできるとともに、フォロワーなどからの率直な意見を聞くこともできるため、被写体の選び方や撮影方法、アングルなどの改善にも役立つでしょう。
カメラマンの派遣サービスに登録する
カメラマンの派遣サービスに登録しておくことで、実績が少ない人でも仕事を受注できる可能性が広がります。依頼があればすぐに対応できる柔軟性と、依頼通りの写真を撮影するための技術は欠かせませんが、企業イベント、学校行事、ブライダル、演劇、店舗、料理など、さまざまなジャンルの写真を撮影するチャンスに恵まれるため、幅広い経験を積みたい人にうってつけです。個性を出すことはあまりできませんが、プロに近い形で仕事を得られる点が大きなメリットといえるでしょう。
副業カメラマンが収入を増やすコツ
副業であってもある程度の収入が欲しいと考えるのであれば、単価を上げる前に仕事量を増やす必要があります。どのように活動すれば依頼数を増やせるのか、最後に、駆け出しのカメラマンが意識しておきたいポイントを4つ紹介します。
・ポートフォリオを作成・更新する ・報酬額にこだわらず依頼を受ける ・コンテストや展示会へ応募・参加する ・サービスや付加価値を意識する |
詳しく確認していきましょう。
ポートフォリオを作成・更新する
まずは、自分の撮影した写真をまとめた「ポートフォリオ」を作成しておきましょう。自分の技術や特徴をアピールできるものがなければ、そもそも仕事の依頼をもらうことができません。自信のある写真が撮影できたら随時加えていき、いつでもアピールできるよう準備を整えておきましょう。
なお、依頼数を増やすためには、ジャンルを問わず撮影できる技術も求められます。自分の好きなものだけではチャンスを逃してしまう可能性があるため、企業などがよく使う写真や、SNSで人気のシチュエーションなども撮影し、活動の幅を広げていきましょう。
報酬額にこだわらず依頼を受ける
たくさん稼ぎたいのであれば、単価が低い仕事も受けることをおすすめします。もし、実績としてアピールできそうな依頼があれば、無料でも受けることも検討してみましょう。技術だけではなく、信頼も得ることができれば、自然と単価は上がっていきます。実績が増えることにより報酬額の交渉もしやすくなるため、まずは下地を固めることに注力してみてください。
コンテストや展示会へ応募・参加する
写真のコンテストや展示会があれば、可能な限り応募・参加しましょう。小さなコンテストであっても、賞を獲得できれば立派な実績となります。順位や批評内容、他のカメラマンの作品との比較などから、今の自分のレベルを客観的に認識することもできるので、積極的に参加することで自身のステップアップにもつながるでしょう。
また、仕事を増やすためには、人との出会いも非常に大切です。展示会やコンテストは人脈を広げる場としても最適なので、交流を図りながら仕事の情報交換も行ってみてください。
サービスや付加価値を意識する
カメラマンとしての仕事を受けた際には、依頼主が望む以上のものを提供することを意識しましょう。例えば、10枚の写真を依頼されたら、さらに無料で2枚の写真を渡す、撮り直しは何度でも引き受けるなど、付加価値を提供することで満足度の向上につながります。高品質なサービスを続けることで、次の仕事にもつながりやすくなるので、ぜひ実践してみてください。
副業カメラマンは地道に工夫しながら活動することが大切
カメラマンという仕事は、副業であっても十分に稼ぐことが可能です。ただし、そのためには、自分なりの工夫と地道な活動の継続が欠かせません。あらゆる方法で仕事を獲得し、実績を積み上げていくことで、少しずつでも確実に収入を上げていくことができるはずです。希望通りの収入を得ることはそう簡単なことではありませんが、長い目で見つつ、稼げる副業カメラマンを目指していきましょう。